出産を経験して、一番辛かったのがいきみ逃しでした。
きっと、私と同じ意見の人は多いはず。
そんな辛い辛いいきみ逃し。
どんな方法が一番楽になるのか?
楽にしてくれるグッズはあるのか?
経験談も交えてお伝えします!
目次
そもそもいきみ逃しってどんな感じ?
”陣痛が死ぬほど痛い”とはよく聞きますが、何がどう痛いのかは、実際に経験してみないと分かりませんよね。
私も経験する前は、単にお腹が死ぬほど痛いんだと思っていました。
怖がりな私は、妊娠中に出産や陣痛についてかなり調べたにも関わらず、いきみ逃しについてはそこまで情報が出てきませんでした(調べ方が悪いだけかもしれませんが笑)
そのため、”いきみ逃し”というワードは知っていましたが、「そこまで辛くないのかな」なんて思っていました。
もし、私と同じように思っている方がいるなら、
それは大きな間違いです!!!!
私は、出産の中でいきみ逃しが一番辛かったです。
どう辛かったのか、何が辛かったのか、お話します。
やばい下痢×1000倍の痛さ
言い方がとても下品ですが、これが一番しっくりくる表現です。
陣痛の時のお腹の痛みの表現は、人によって違いますよね。
「生理痛のひどいバージョンだった」
という人もいれば、
「お腹を雑巾みたいに思いきりねじられる感覚」
という人もいれば、
「下痢のひどい感じ」
という人もいます。
私はまさに、下痢派でしたね。
陣痛が始まって、最初からずっと下痢のような痛みだったわけではありません。
陣痛の過程はこんな感じでした。
23:00 お腹がズキズキする感覚
0:00 「あ、これ陣痛だわ」と確信持てる痛み。ギュウゥゥゥとお腹を強く握られる感覚
4:00 お腹より腰が痛くなる。痛みがくると四つん這いにならないと痛くて死にそうになる
6:00 お腹の方が痛くなる。お腹全体が以上なほどジンジンギュウゥゥゥと痛くなる
6:30 産院に到着。分娩台に横になった瞬間、激しい下痢のような痛みで悶絶
本当に急に下痢のような痛みに変わったので、助産師さんに「大が出そうです!!!」と叫びました。笑
すると、助産師は静かに
「それ赤ちゃんだよ」
と、言っていました。恥ずかしかった。笑
力入れちゃダメ!!
痛いところがあると、どうしても体に力が入ってしまうじゃないですか。
そうすると、「力入れちゃだめ!力抜いて!!」って言われるんです。
これが本っ当に辛かった…。
今まで感じたことなほどの痛みに耐えるんですよ!?
分娩台の柵ギュウゥゥゥっって握って痛みに耐えたくなるじゃないですか!
こぶし握りたくなるじゃないですか!
足踏ん張りたくなるじゃないですか!
全部NGです。
「柵握ると力入っちゃうから極力握らないで!」
「こぶし作らないよ!手はすぅーっと力抜いて!」
「足踏ん張ったら全身に力入っちゃうよ!足ぶらーんってしよう!」
って言われました。
言い方は優しかったのですが、言ってる内容は鬼…
痛みに耐えるため、体に自然に力が入ってしまうのに、それをダメだと言われる。
これが一番きつかったですね。
波がある
妊娠中、陣痛は「痛みがきて少ししたら痛みが引いて、また少ししたら痛みがくる。その間隔がどんどん短くなってお産が進んでいく」と聞いた時、
「なんだ!ずっと痛いわけじゃないんだ!休憩できる時間があるなら、なんとか頑張れそう!」
と、思いました。
しかし、実際は違いました。
確かに、痛くない時間はあります。全く痛みは感じなくなります。
でも、その時間は数分後にまた必ずやってくる痛みへの恐怖をカウントダウンする時間でした。
痛みがなくなって頭が働いてしまう事で、精神的な辛さが増すような感覚でした。
いきみ逃しの時間は心身ともにボロボロでしたね。
いきみ逃しの時に一番役に立ったグッズは!?
ここから本題です。
いきみ逃しの時、「これがなかったら確実に乗り越えられなかったな…」と思うほど役に立った物がありました。
まずはそれをご紹介します!
テニスボール
よく聞くやつですよね。
でも、これが本当にすごかったんです。
テニスボールで腰(かなりお尻に近い部分)をかなり強い力で押してもらうことで、無理矢理開こうとしてる骨盤が閉じられるような感覚になり、力を抜くことが出来るのです!
力を上手に抜けると、痛みもかなりマシになります。
本当に、テニスボールがなかったらどうなっていたことか…
これから出産の人は、絶対に絶対にテニスボールを用意して出産に挑んでくださいね!
ちなみに夫は、ものすごく強い力でテニスボールで私の腰を押し続けたせいで、翌日両腕がひどい筋肉痛になってました。笑
タオル
私は使用しませんでしたが、私の周りで”いきみ逃しで一番役に立った物”を聞くと、テニスボールの次に多いのがタオルです。
「テニスボールでは少し硬すぎて痛い」という人も多いらしく、そういう人はタオルを丸めてボールのような形にし、それで腰を押してもらったそうです。
押す側の人もテニスボールよりもラクかもしれませんね!(テニスボールは手のひらが痛くなるらしい)
手首
グッズではありませんが…
「手首の内側で押してもらうのが一番効いた!」という人もチラホラ見かけます。
私はほとんど夫に腰を押してもらっていましたが、数回だけ助産師さんに腰を押してもらいました。
助産師さんは手首の内側を使って腰を押してくれましたが、
びっくりするくらい楽になりました。
しかも、そこまで力入れてなさそうなんですよね。
「もしかして、テニスボールより手首の方が楽になるんじゃ…」と思い、試しに夫にも手首で押してもらいましたが、全っ然ダメ。
「ちゃんと力入れて押してる?!」と聞いてしまうくらいに効果ナシ。
恐らく、押す場所をピンポイントに把握出来てる人なら、手首で十分なのでしょう。
稀に助産師さんでもないのに、ポイントを神業のごとく抑えられる男性がいるということですね。
羨ましい限りです…
まとめ
いきみ逃しに対して不安を煽るような内容になってしまいましたが、これが出産のリアルです。
でも、「痛い!怖い!」という気持ちが大きくなればなるほど、「赤ちゃんに早く会いたい!」という気持ちもどんどん大きくなります。
辛いいきみ逃しもテニスボールやタオルがあれば、かなり楽になります!
入院バッグに必ず入れておいてくださいね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!