1歳半検診で保健士さんから指導が入ると不安になりますよね。
私の息子は、1歳半検診で指差しが出来ず、要観察の対象になりました。
”周りの子と比べるのはよくない”と頭ではわかっていても、指摘されるとどうしても気になって不安になってしまいますよね。
本記事は、1歳半で指差し出来ず不安を抱えている、もしくはそろそろ1歳半検診なのにまだ指差しが出来ずに不安に思っている、そんなあなたにぜひ読んでほしい内容になっています。
1歳半検診で指差し出来ず、言葉の遅れを指摘され、要観察の対象になった息子。
その後行政側からどのような対応があり、息子はどのように成長したのか、更に今回の指摘を受けて私が実践したこと、をまとめています!
目次
1歳半検診での息子
まず、1歳半検診時、息子が何が出来て何が出来なかったか、をお話します。
指差し・言葉の指摘
1歳半検診の時、息子はまだほとんど言葉を話さない状態でした。
「ママ」「もんも(アンパンマン)」「でーしゃ(電車)」くらいしか話さず、自分が本当に興味を持った言葉しか話せませんでした。
指差しに使われるイラストにいるような、犬・猫・くるま・ハサミなどには一切の興味がなく、”話せない”だけでなく、”そもそもその単語の意味を理解していない”状態でした。
そんな状態で「ワンワンどれだ~?」なんて聞かれても分かるはずもなく。
何一つ指差し出来ませんでした。
語彙の少なさも指摘を受け、会場の隅に設置された発達相談コーナーへ行くよう指示を受けました。
発達相談コーナーでしたこと・話したこと
発達相談コーナーは個室になっていて、女性(保健士さんなのか、何かしらの先生なのか分かりませんが、とても頼りになりそうな方でした)一人と私達親子の3人だけの空間。
始めに軽く発達について質問され、質問が終わると息子の観察へ移りました。
また指差しをして、出来ず。
次に、息子に△・□・☆のブロックを1つずつ持たせ、先生(と呼ぶことにします)は△・□・☆それぞれひとつずつ穴の空いた板を持っていました。
そして、息子に「この(☆)穴に入るのはどれかな~?」と言いながら、同じブロックを選び、穴に入れられるか試していました。
間違えたりもしましたが、ほとんど入れることが出来たため、問題なしと言われました。
次に先生は紙コップを二つ取り出し、片方にちっちゃな人形を入れ、紙コップを二つとも逆さまにして、数回場所を入れ替えました。
「お人形さんどっちに入っているかな~?」
と、先生が言いましたが、この遊びには興味がなかった様子の息子。
なんと、無視。笑
何度か同じことを繰り返しましたが、全部無視。
その次に出てきたのは積木。
この相談コーナーに来る前にも、積木を積み上げることが出来るかテストをし、息子は4つほど積み上げたので、その時は何も言われませんでした。
な・の・に!
息子はこの相談コーナーでは一つも積みませんでした。
「さっきは4つ積んだんですけど…」と言うと、「ならOK!」とのことでした。笑
散々な結果でしたが、先生には「しっかり見せてもらいましたが、全然心配ありませんよ。言葉の遅れが気になるだけです。」と言われました。
内心不安で不安でたまらなかった私は、この言葉に救われました。
「この時期はかなり個人差がありますから。指差しも今出来なくたって心配いりません。ただ、言葉の遅れがすこ~し気になるので、今後も定期的に保健士からお電話させてもらいますね!」
こんな感じで1歳半検診は終了しました。
検診後の行政からの対応
現在、息子は2歳2ヶ月で1歳半検診から8ヶ月が経過していますが、検診後3回保健士さんから連絡がありました。
それぞれどんな内容だったのか、ざっくりご紹介します。
1回目(1歳半検診から2ヶ月後)
1回目の電話は、検診から2ヶ月程経った頃にかかってきました。
「現在はどんな感じですか?言葉は増えましたか?」
検診後、新しく話せるようになった言葉がいくつかあったので、それを伝えました。
「いい感じですね!問題なく成長されていますね!また2歳になる頃に電話します!その時の様子次第では2歳検診を受診して頂いた方がいい可能性もあるので、様子をお聞かせ頂きたく思います。またこちらから電話させて頂きます!」
こんな感じで1回目の電話は終了しました。
2回目(1歳半検診から3か月後)
1回目の電話から1ヶ月ほど経った頃、また電話が。
「あれ?次の電話は2歳になる頃って言ってなかったっけ~?」
と、思いながら電話に出ました。
内容は、ざっくり言うと「来月同じ月齢の子を集めた幼児教室ありますが、来ませんか?」というお誘いでした。
実は私、ママ友がいません。
というのも、出産してから関東から関西へ引っ越しをして、引っ越してきた地でかる~く「近所にママ友できたらいいな~」と思っていたのですが…
周り小学生ばっかり……!!!!
公園に行っても、会うのはお散歩しているおじいちゃんやおばあちゃんか、小学生・ちょっとやんちゃそうな中高生、だけ。
1歳半検診時に、私達の住所を見た保健士さんから「このへんに住んでるのか~。このへんでお友達作るの難しいでしょ?」と言われたほど。
児童館や支援センターは近くになく、電車で2駅のところにあるのですが、口コミがちょっとひどかったので、行っていませんでした。
保健士さんは、そんな状況だと知っていたので、”息子が同じ月齢の子と触れ合えば刺激されて言葉がもっと増えるかも”と、声をかけてくださったそうです。
優しい…♡
指差しが出来ず、発達相談コーナーに行ったおかげで触れ合うことが出来た保健士さんのやさしさでした。
3回目(1歳半検診から5ヶ月後)
3回目は検診から5ヶ月後、2歳になる直前に電話がありました。
そのころには、息子の言葉もかなり増えていたので、
「わあ~すごいですね!一気に成長されてますね!いい感じです!2歳半までに2語文話せてたら問題ないので、また2歳半頃に電話させて頂きます!」
とのことでした。
現在、2歳2ヶ月の息子が話せる2語文は「あっち 行こぉ」だけです。
あと数ヶ月で出てくるのかな~
1歳半検診後に私がしたこと
正直、私は1歳半検診で周りの子を見て驚きました。
「え、皆めっちゃ喋ってる!”アンパンマン”ってはっきり言ってる!!”これ開けて”って2語文話してる!!!!」と…
それから、「息子が話せる言葉が少ないのは、私が普段意識して話してなさすぎたのかな…もっと息子が言葉を覚えるように意識して話そう!!」
と思うようになりました。
その後、実践した事がいくつかあります。
私は実践するのが遅すぎただけで、普通もっと早くから行っているべきなのかもしれませんが、一応まとめてみました!
物の名前を必要以上に言う
何かのナレーションか?と思うくらいに、必要以上にしつこくうざく物の名前を口にするようにしました。
「ママはコップをテーブルに置いたよ~」
「息子くんが持ってるティッシュはゴミ箱にポイしてほしいな~」
「息子くんが持ってる積木はおもちゃ箱にある、青いかごの中にお片付けしてほしいな~」
という感じです。
”あれ・”これ”・”それ”
”あっち”・”こっち”・”そっち”
”あそこ”・”ここ”・”そこ”
を禁止しました(夫にも)
そんな様子の私達を見て、息子も少し言葉に耳を傾けることが増えた気がします。
リングカードで興味を引く
動物がたくさんのっていたり、乗り物がたくさんのっていたり、子供が言葉を覚えやすいようになっている絵本ってたくさんありますよね。
当時の息子は絵本への興味が薄く、読んであげても勝手にパラパラページをめくられました。
パラパラページをめくるのが楽しい、という感じでした。
「絵本以外で息子が動物とかの名前覚えられるようにするには、どうすればいいのかな~?」
そんな時に発見したのが、動物のリングカードでした。
戸田デザイン研究室 リングカード[知育 カード あいうえお ABC わえい どうぶつ しきさい 国旗 おやこ 子ども こども 子供 学習 学ぶ 学べる] 価格:2,200円 |
名前を読み上げながら一周見せてあげると、数枚興味を持つカードがありました。
その時息子が興味を持ったのは、犬・猫・イルカ・豚・像でした。
そのカードだけリングから外して息子の前に並べ、「猫さんどれだ~?」「ワンワンどれだ~?」と質問する、という遊びをしてみました。
すると、その遊びを始めて少しすると、指差しが出来るようになり、指差しが出来るようになった!と思ったらそのあとすぐに名前を言えるようにまでなりました!
興味のある物だけ選んで並べられるのが、息子にはかなり効果的だったようです。
その後もこの方法を使い、このカードのおかげでたくさんの動物の名前を言えるようになりました。
興味を持つ物には徹底的に触れさせる
息子は電車を見るといつも嬉しそうにしていました。
「プラレールとか喜ぶかなー。でも、まださすがに早すぎるかなー。」と思ったのですが、1歳9ヶ月の頃にやってきたクリスマスにプラレールをプレゼントしました。
すると、思っていた以上に熱中する息子。
あまりに熱中するので、電車や新幹線の図鑑も3冊ほど買いました。
すると、今まであまり言葉が出なかったのがウソのように、新幹線の名前をすぐに覚えて話し始めました。
プラレールで遊ぶことによって、「しゅっぱつしんこー!」「ゴー!」「止める」「つける」などの言葉も覚えたので、興味を持つ物に触れさせることで、自然に言葉は増えるんだな、と感じました。
まとめ
1歳半検診時、発達相談コーナーに行くよう言われた時は、不安な気持ちでいっぱいでしたが、結果私達親子にとっては良かったのかな~と思います。
節目ごとに保健士さんが電話をくれ、その度に成長を報告して発達に問題がないか確認できるので安心ですし、何より保健士さんが一緒に成長を喜んでくれるのが嬉しいです。
その後の意識の変化で、息子が急激に成長できたのも指差しが出来なくて指摘されたことがきっかけです(私の意識が低すぎたのかもしれませんが…)
指差し出来なくて私が思ったことは、
こんな感じです。
指差しに引っかかって悪い事ばかりじゃない、というか得たものの方が大きかったな、と感じました!
今、指差しが出来なくて不安に思われているかもしれませんが、「悪いことばかりじゃないんだよ」「むしろ良い方向に進むきかっけになるかもしれない!」「得る物もあるよ!」ということを伝えたくて、この記事を書きました。
この記事を読んでくださったあなたの心が少しでも軽くなり、前向きになるきっかけになれたら嬉しいです♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!